土曜は東京都国立近代美術館に「ヨハネス・イッテン 造形芸術への道」を観に行く。
イッテンといえば色彩論だが、
色彩の組み合わせを美術展で眺めるというのはおもしろかった。
とくに春夏秋冬の生徒さんの作品など、
人によってこれほど色彩感覚が違うのだなと感心。
改めて色のことを考える良い機会となった。


『炎の塔』という色相環がスパイラル状で上に向かう模型がとても素敵だった。
当時実物は完成されてなくて、図面だけができていたらしい。
これにはペダルがついていて、踏むと自分の足でゆっくりと回転。
そのときの光によってガラスから変わる色が綺麗でずっと眺めていた。
色がたくさんあるとなんていいんだろうと思った。


そして、常設を観てはじめて工芸館まで行った。
常設はボリュームがあり、どうしても急ぎ足で観てしまう。
北代省三の模型がなくなっていて悲しかった。


さらに、日本橋三越に行き、
会社の人からチケットをもらっていた「ピサロ展」へ。
ピサロ展と題しているが、印象派の絵を集めたような展示。
わたしは子供の頃印象派の絵が好きだったが、
最近はあまり観る機会もなかった。
全体的に優しい色彩が暖かくてのどかな気分になった。
だが、休日のデパートの上ということで、
人が多くてなんだか疲れた。


そのあと、何年ぶりかで会う友人と待ち合わせ。
ひさしぶりで緊張し、
とても話したかったことは話せなかった気がするが、
楽しい時間が過ごせた。
もっとちょくちょく会えたらいいと思う。


日曜日は眠りつづけ。
何を待つのか何を望むのか。
あらあら。


そろそろ鑑賞会の選曲をしようかと70年代(今回の自分のテーマ)の曲を探したら、
思った以上になかった。
70年代だと思ってたのに60年代だったりさ。
フライヤーも作らねば。


[オンガク]
Les Rallizes Denudes裸のラリーズ)『Mizutani '70 』


友人に頼み込んで人を通じて焼いてもらったラリーズ
タイトルはあってるのかな。
フォーク調で、暗くてとても美しい。