土曜日、石響に「猫三味線」を観に行く。
昔空き地でやっていたような紙芝居屋さんの紙芝居。
時間は三時間もあったのだけど、
絵にとても動きがあって(絵を描いたのは「ハカバキタロー」も描いた人らしい)、
語り口がおもしろいので全然飽きない。
内容はけっこう残酷な話。
敵討ちの設定が昔の人は大好きだなあと思った。
でも、猫の女の子がすごく可愛かった。
休憩時間に駄菓子を配ってくれたりもして、
雰囲気も良くてなんかとても楽しめた。
そんなわけであっという間に終わってしまった。
次回もあると思うので是非お勧めします。
何回も観に行く人がいるという理由がよく分かったから。
http://www.syakkyo.com/2004/06/040626nk.html


昨日は大野一雄フェスティバルに行った。
横浜は遠いので迷ったけど、やっぱり行って良かった。
本当に大野一雄デー。
BankART 1929の建築も古いままでとても良く、
レクチャーのあるほうの会場には大野さんの衣装が吊してあった。
とても美しい。


レクチャー内容は、
大野さんが踊るきっかけになったアルヘンチーナというフラメンコダンサーの説明と、
いかに大野さんが心うたれたのか、などだった。
それに本物のアルヘンチーナが踊っている映像と、
大野さんが「アルヘンチーナ頌」を踊る映像両方を流してくれた。
思ったよりしっかり映像を見せてくれて、
その他の当時有名だった海外ダンサーや石井漠の映像まで流れて、
本当に貴重なものばかり。
レクチャーをされた國吉和子さんが最後に、
大野さんのように人生を帰るような出会いを大切にと言ったのが印象的だった。
この方は馬車道で講義をしているようで、できれば通ってみたいと思った。


そのあと展示会場に行き、とても充実した展示。
大野さんの稽古部屋のコーナーに実際使っている本棚やイスなどもあった。
衣装の帽子がたくさんあって、どれも素敵だった。


6時からのパーティに、大野さんがいらっしゃった。
車椅子のうえ、
首を後ろから押さえられていて痛々しかった。
ちょっと前に観たときは手で踊ってくれたのだけど、
今回はそれもなさそうだった(途中で帰ったので分からない)。
一般のお客さんと握手をしてくれて何か喋ってくれていた。
わたしはおそれ多くて握手までできなかったけど、
大野さんにまた会えて感動。
http://www.asahi-net.or.jp/~ab4t-mzht/eventj.html