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ごぶさたさん。
9月になってもまだ夏雲の夕立の繰り返す。
ワンピース着る。
今年の夏は引っ越しと片づけをして過ぎゆく。
最近は料理をして、食べて、
ちょっと余暇を過ごすと寝てしまう。
求めることが少なくなった。
時期的な問題かもしれないし、
ずっとこんなかんじかもしれない。
大体、溢れすぎている。
でもでも、
オペラシティのトレース・エレメンツだけは行きたい。
http://www.operacity.jp/ag/exh96/
古橋悌二のLOVERSを約10年ぶりに観られるから。
はじめにLOVERSのチラシをもらったのは10代のときで、
あの頃から好きなものの方向性って変わっていない。
嗜好についていろいろと考えていると、
80年代後半〜90年代前半で止まっていることに気づく。
今現在動いているものも、
その頃の文化が生きている。
選んでいるようで、
踊りっぱなしなのだろう。
一生踊っていてもかまわない。
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顔に似合わず海が大好きなわたしですが、
今年の夏は東京でまったりしています。
写真は雨の海。
「ぐるりのこと」を観ました。
橋口ファンとしては待望の作品。
役者の自然な感じやら、
少しゆるい空気感は相変わらずで、
重いテーマをふわっと包んでいるような映画でした。
じんわりと染み渡ります。
それでも生きていこうと自然に感じさせるところはさすがで、
必要な作品だなと思いました。
混沌としている社会問題はそのまま解決せず、
ある夫婦の話としてだけで終わらないところが良かったです。
観てしばらく経ってからも考えることが多い重さ(と軽さ)。
次回作への期待も高まるところ。
今年の夏は、浴衣で二度ほど出かけました。
キチンと着たのは初めてです。
自分の和装というのにはあまり興味がなかったのですが、
着る行為はなかなかおもしろいです。
動きや感覚が普段と変わるし、物事が新鮮に見えることも。
これから徐々に覚えていきたいですね。
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先々週、土曜日。
ラララ・ヒューマンステップスの「Amjad」を観た。
前回の作品「アメリア」が暗黒高速ダンスで大変心に残り、
あれから4年、待望の来日。
前回と似たような黒い舞台に生演奏。
ヴィオラにしびれる。
踊りは初めからすごく速い。
どれだけ体鍛えてるんだろ。
振付のエドゥアール・ロックが、
「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」を再解釈して作ったという作品。
羽ばたきを宙をつかむような動きで面白い。
女性がトゥシューズを履いていてポアントを繰り返す。
男性の踊りがしなやかでうっとりする。
速い。速い。
とにかく流れるようなダンス。
これだけの踊りを生で観られるっていうのは、
本当に幸せなことだ。
ただ、少し残念なのは、構成がいまいち好きになれなかったこと。
前回の「アメリア」のラストシーンにあった盛り上がりに比べると、
「あ。終わっちゃった。」ってかんじ。
しかし、ラララはずっと観ていきたいカンパニー。
昨日、日曜日。
昨年亡くなった友達のお墓参りに行く。
あれだけ動転していた気持ちが今は落ち着いている。
事実に慣れていくし、生きていく。
彼にとってのリアルは何だったのかなとか考えて、
そんなことはいくら考えても分からなくって、
でもきっと忘れない。
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ひさびさに週末晴れ。
今週末は友達の結婚式がある。
安心。
近所に靴の修理をたのんだら、
あっさりとしかも安くできるみたいで、
こんなことならもっとまえに行けば良かった。
今住んでいるところの、
半分も知らない。
ネットで自分の気持ちを書いたりすることに対して、
すごく余計に考えた時期もあったが、
今はこんなかんじでいい。
と、知人の日記でそのことについて書いてあったので思った。
もう年の真ん中。
ぼうっと過ぎるように見えたが、
ここ一年の間にいろんなことがあって、
そろそろ次の段階に行くのかなと感じている。
取り囲むものや状況が自然と変わっていって、
ごくごく自然に取捨選択していくのだろう。